東京五輪・パラ、静岡県内自転車会場 準備足踏み 競技日程決まらず、簡素化も(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

【リンク先抜粋】
 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場となる県内自治体の準備が足踏み状態になっている。新たな競技日程が決まらない上、国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会が一致した大会簡素化の内容次第では計画の変更を迫られる可能性が出てくるためだ。「具体策が見えないと本格的に動き出せない」(小山町)と、関係者は頭を抱える。  「男子7月25日、女子26日…」。ロードレースの舞台になる同町。町役場に掲げられた大型サイン記載の競技日程は、延期決定から2カ月半経過しても以前の日付のままだ。  開催延期で競技運営を補佐する延べ2800人のボランティア募集などは仕切り直しを強いられた。だが、担当部局の職員は4月からコロナ関連業務の支援に追われ、職員が在宅勤務になった組織委員会との連絡の頻度は減った。  トラック種目とマウンテンバイクの会場となる伊豆市の担当課職員も、兼務するコロナ対策室の業務が中心になっている。担当者は「(来夏に向けた)組織委との協議も始まっていない」と漏らす。  コロナ禍で社会経済活動が制限され、大会に向けた盛り上がりは下火に。ロードレースが開かれる御殿場市の担当者は再び機運醸成を図る必要性を認めるが、市の方針でイベント開催は早くても秋以降。職員が学校に出向き大会をPRするなど代替手段を模索する。  大会簡素化の方針を受け、同市は聖火リレーの関連イベントや都市装飾の計画見直しを視野に入れる。「組織委の方針に従い市民の共感を得られるような大会にしたい」。担当者の口ぶりは慎重だ。  コロナの感染次第では大会自体の実施可否が問われる可能性もある。小山町の担当者は「開催を前提に万全な準備をするしかない」と前を向く。

続きはこちら

(2020/06/13)