釣魚台めぐり与野党が攻防 それぞれの立場を表明/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)沖縄県石垣市の動きを受け、台湾では釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の領有権問題に注目が集まり、与野党がそれぞれの立場を表明している。与党・民進党は「地域の平和と安定の維持」を強調。野党・国民党は、党派を超えて日本に抗議し、「中華民国(台湾)の主権を守ろう」と呼び掛けている。 石垣市は9日、同列島の字名に「尖閣」を付け加える議案を市議会に提出した。この動きに対し台湾では、同列島を管轄する宜蘭県が漁業者らを伴って上陸する意向を示して石垣市をけん制。同県議会も「釣魚台」から「頭城釣魚台」への名称変更を県に提言する案を可決するなど、反発が強まっている。頭城は、同県の最北端にある鎮(行政区)の名称。 このような流れを受け、野党・国民党の江啓臣(こうけいしん)主席(党首)は11日、自身のフェイスブックを通じ、宜蘭県や同県議会への支持を表明。蔡英文(さいえいぶん)総統に対し、共に同列島に上陸し、日本の強引な振る舞いに対する抗議を行動で示そうと呼び掛けた。また、馬英九(ばえいきゅう)前総統も12日、自身のフェイスブックを更新して蔡政権を批判。「台日友好をアピールしているが双方の関係は実質的に向上していない」とした。 一方で、与党・民進党の広報担当、顔若芳氏は、同列島は中華民国の領土であるとする政府の一貫した立場と、「争議の棚上げ、資源の共同開発」という原則に基づき、平和的に問題を解決したいとする姿勢を改めて示すにとどめた。 (余祥、温貴香、范正祥/編集:塚越西穂)

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(2020/06/13)