「自動掃除機能付き」エアコンだから「クリーニングは不要」の間違い(BCN)

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【家電コンサルのお得な話・12】 6月も半ばに入り、そろそろ「エアコンを使おう」というご家庭も増えているだろう。リモートワークで家にいる時間が増えている中、エアコンを快適に使うためにチェックしたいのが「ニオイ」だ。もし「湿気たニオイ」がするようなら、その原因はエアコン内部に生じたカビが濃厚だ。「うちは自動掃除機能付きのエアコンだから大丈夫!」と思っている方も意外に多いのだが、実は大きな誤解なので注意が必要だ。  エアコンの自動掃除機能は「フィルター」を自動で掃除する機能であって、フィルター奥の内部にある熱交換器を掃除するものではない。この点を誤解している人が非常に多い。フィルターに付着したホコリは掃除してくれるが、水滴が着いてカビが発生しやすい熱交換器を掃除してくれるものではないのだ。  自動掃除機能自体は2週間に1回程度(使用頻度による)のフィルター掃除の手間が省けるため、有用な機能であることに変わりはない。脚立や台の上に立つ高所作業となるフィルター掃除は、特に高齢者や妊婦は避けたい。自動掃除機能は、転倒して怪我をしないための対策にもなる。  しかし、便利な「フィルター」の自動掃除機能でも、その奥にある熱交換器に付着した水滴やカビ、細かいホコリは取れない。そのため、定期的なエアコンクリーニングが必要になるのだ。    目安として1年に一回、使用頻度が低くても3年に1回のエアコンクリーニングの実施をお勧めする。特に喫煙者やペットを飼っている家庭は毎年実施するのが望ましい。  ただ気になるのは、自動掃除機能付きのエアコンのクリーニング料金が高いこと。一般のエアコンの室内機の掃除が1万円前後であるのに対して、自動掃除機能付きエアコンの室内機の掃除は1万6000円前後が相場だ。  とはいえ、クリーニング作業で出てきた「真っ黒な水」を見れば、「毎日、こんな汚れた空気を吸っていたのか」とびっくりするとともに、その必要性に納得するだろう。エアコンクリーニングは、嫌なニオイだけでなく、アレルギーの抑制にもつながる。  このほかにも、クリーニングで熱交換器に入り込んだホコリやカビを除去することで、エアコンの運転中に掛かる負荷が低減し、電気代の削減や耐久年数の向上につながるというメリットもある。  なお、家電量販の店頭などで簡易的なクリーニングスプレーをよく見かけ

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(2020/06/13)