日本統治時代の招待所と宿舎群 2度の震災乗り越え再活用へ/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(嘉義中央社)日本統治時代に設置された南部・嘉義県の放送所の招待所と宿舎群。2度の震災を乗り越えて修復され、再活用に向けたテナント誘致を目的とした記者会見が11日に開かれた。同県文化観光局の李茂鍾副局長は、「やっと記者会見が開けた」と感慨深げに語り、文化イベントや飲食が楽しめる人気スポットに生まれ変わらせたいと意気込みを語った。 招待所と宿舎群はいずれも、1940(昭和15)年に運用が開始された民雄放送所の付属施設として同年に建築され、放送所の職員らに提供された。戦後も存続したが、1999年の台湾大地震で破損。招待所は2001年、宿舎群は2009年に県の歴史建築に登録され、修復が決まった。工事は2015年に終了したが、2016年に再び台湾南部地震に見舞われて破損し、再活用計画は中断。2度目の修復工事が昨年完了した。日本情緒あふれる招待所はロケ地に選ばれることが多く、現在も日本統治時代を描いた連続ドラマの撮影が行われている。 地元の代表は、旧民雄放送所は現在「国家広播(放送)文物館」となっており、毎週イベントが開催されていると紹介。招待所と宿舎群が再活用されればより多くの観光客を招き入れられると話し、地方の活性化に期待を寄せた。 (蔡智明/編集:塚越西穂)

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(2020/06/13)