【2000年6月の格闘技】佐山聡率いる掣圏道とPRIDEが対抗戦、佐竹雅昭が勝利、カフカズはディック・フライをKO(ゴング格闘技)

【リンク先抜粋】
 1986年10月に創刊され、30年以上の歴史を誇る格闘技雑誌『ゴング格闘技』が、秘蔵写真と共に過去6月にあった歴史的な試合や様々な出来事を振り返る。第23回目は2000年6月11日、横浜アリーナで開催された『掣圏道×PRIDE全面対抗戦』。初代タイガーマスクこと佐山聡が新たに創始した市街地型実践格闘技・掣圏道がPRIDE選抜軍を迎え撃った。 【写真】ディック・フライを圧倒するカフカズ  修斗の創始者である佐山聡が「これこそ理想の格闘技」として1999年6月にコンセプトを発表した新格闘技「掣圏道」。その試合形式として作られた「アルティメットボクシング」の旗揚げ戦が横浜アリーナで行われた。  大会にはPRIDEが協力して選抜軍を送り込み、8vs8の対抗戦が行われることに。迎え撃つ掣圏道側は全員がロシア人選手となった。結論から言えばアルティメットボクシングルール(ボクシンググローブ着用、寝技の攻防は無しだがグラウンド状態でのパンチはあり)対抗戦は5勝3敗で掣圏道が勝利を収めたのだが、PRIDE軍は佐竹雅昭(怪獣王国)、エベンゼール・フォンテス・ブラガ(ブラジル)、太刀光(フリー)を除く5名はPRIDEには出場していない選手たちであった。  第1試合ではアフメド・ズラフ(ロシア/掣圏道)が打撃で先手を取り、太刀光をコーナーに詰めて1R54秒の秒殺KO勝ち。  第2試合ではブラガが2Rにヒザ蹴りでダウンを奪ってミルザマゴメドフ・マゴメド(ロシア/掣圏道)に判定勝ち。佐山代表は「掣圏道向きの選手」とブラガを絶賛した。  第3試合はキルサノフ・アンドレイ(ロシア/掣圏道)が、キックボクシング世界王者グレン・ブラスドープ(スリナム)と互角の試合を展開。テイクダウンを奪ったアンドレイが判定2-0で勝利した。  第4試合にはサンボでヴォルク・ハンとアンドレイ・コピィロフに1勝1敗の戦績を持つというボリショフ・イゴリ(ロシア/掣圏道)が登場し、この日唯一のアブソリュートルール(オープンフィンガーグローブ着用で関節・絞め技あり)でジャイアント落合(怪獣王国)を1R7分5秒、グラウンドでのパンチでTKOに仕留めた。  第5試合にはシュートボクセ最後の大物と呼ばれ、ヴァンダレイ・シウバも一目置いていたペレ(ブラジル)が日本初ファイト。メジドフ・アブドゥルナシル(ロシア/掣圏道

続きはこちら

(2020/06/12)