清水聡が2階級上の相手とスパーリング 7・16再起戦に“石の拳”健在アピール(スポーツ報知)
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2012年ロンドン五輪ボクシング男子バンタム級銅メダリストで、プロボクシング東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)王者・清水聡(34)=大橋=が12日、横浜市内の所属ジムでスパーリングを行った。
2階級上のライト級(61・2キロ以下)初代日本ユース王者・富岡樹(いづき、23)=REBOOT.IBA=相手に5ラウンド。「1年ぶりに行ったスパーリングは今日で4回目。1、2ラウンドはコンディションを見て、チャンスとみたら(距離を)詰めるという感じで。相手も相当いやがっていた。パンチをもらわないようにしようと思っていたし、決定的なものはもらっていないから、まずまずじゃないですか?」と清水。スパーリングを見守った大橋秀行会長(55)は「スパー再開してまだ回数はこなしていないから本調子じゃないけど、ショートパンチとか良かったね。ただ、試合でも練習でもスロースターター。このあたりが課題」と話した。
清水は2016年9月にプロデビュー。デビューから8連勝を飾ったが、昨年7月、1階級上となるスーパーフェザー級(58・9キロ以下)のWBOアジアパシフィック王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)に6回TKO負けを喫した。大橋会長が指摘するように、序盤攻め込まれ、ペースを握られたまま、デビュー9連勝を逃した。その試合で両眼か底骨折。粉砕骨折した右目下は手術で修復し、プレートが埋め込まれた。そんな大けがを負った清水だが、パンチの打ち合いにも「恐怖心はありません」と言い切った。スパーを終えた富岡は「清水さんのパンチは、質が違うというか、硬いパンチで、どこを殴られても効く。ジャブも全部強いから、(スパーリング全体で)集中していないと…。タイミングも独特なので、やりづらい」と、これまでスパー相手を務めたライト級の強打者を引き合いにしながら、清水のパンチ力に舌を巻いた。
7月16日、東京・後楽園ホールで予定される再起戦は、自身の階級に戻って、保持する東洋太平洋王座の5度目防衛戦。当日は井上尚弥のいとこで日本スーパーライト級(63・5キロ以下)王者・井上浩樹(28)が同級1位・永田大士(三迫)と2度目の防衛戦を行う。清水に挑戦する殿本恭平(24)=勝輝=は東洋太平洋14位ながら、元日本ユース王者。「癖のない、ボクサーファイター。対策は松本好二トレーナーと一緒に考えます」と清水。新型コロナウ