NASAの探査車「VIPER」はアストロボティックの月着陸船で月面へ(sorae 宇宙へのポータルサイト)
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VIPERは月の南極域における水資源などの探査を目的に打ち上げられる、ゴルフカートほどの大きさの探査車です。長さ1mのドリルを使って表層やその下にある水の氷を直接分析することが計画されていて、集められたデータは2024年の有人月面探査再開を目指す「アルテミス」計画をはじめとした今後の探査計画で活用されることになります。
アストロボティックによると、VIPERの輸送には同社の月着陸船「グリフィン」が使用されます。幅4.5m、高さ2.0mのグリフィンは最大500kgのペイロードを月面に輸送する能力があり、運搬した探査車を下ろすためのランプ(傾斜路)も装備。目標地点から100m以内の精度で着陸することが可能とされています。
なお、グリフィンによるVIPERの輸送はアストロボティックにとって2回目の飛行となる予定で、これに先立つ2021年には月着陸船「ペレグリン」による同社初の月輸送ミッションが計画されています。ペレグリンには株式会社ダイモンが開発した月面探査車「YAOKI」が搭載され、月面に輸送される予定であることが昨年発表されています。