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梅雨前線は九州南部付近に停滞していて、鹿児島県内では激しい雨が降っているところがあります。薩摩地方と大隅地方の広い範囲に大雨警報も出されていて、１３日昼すぎまで土砂災害に警戒が必要です。 気象台によりますと、梅雨前線に伴うやや発達した雨雲が薩摩地方を中心に流れ込んでいます。薩摩地方と大隅地方では激しい雨となっているところがあり、１２日夜になって南大隅町で１時間に４３ミリ、出水市で１時間に３１ミリの激しい雨が観測されました。 現在、大雨警報が鹿児島市、日置市、いちき串木野市、薩摩川内市、霧島市、さつま町、指宿市、南さつま市、南九州市鹿屋市、垂水市、錦江町、南大隅町に発表されていて、気象台は土砂災害に警戒を呼びかけています。 １１日の降り始めから１２日午後７時までの総雨量は、さつま町紫尾山で３２４．５ミリ、霧島市牧之原で２１０．５ミリ、薩摩川内市八重山で２０２．５ミリなどとなっていて、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあります。 １３日午後６時までに予想される１時間雨量は、薩摩地方で４０ミリ、大隅地方で３０ミリ、２４時間雨量は薩摩地方で１２０ミリ、大隅地方で１００ミリとなっています。薩摩・大隅地方では、１３日昼過ぎにかけて土砂災害に警戒が必要です。

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(2020/06/12)