蔡総統、台湾を「人材センター」に 外国人材誘致やバイリンガル教育に意欲(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は12日、ポストコロナ時代を見据え、台湾を国際的な「人材センター」にすることで国際社会における競争力を高め、各種の課題に取り組む姿勢を強調した。バイリンガルやデジタル人材育成のほか、高度外国人材招致に向けた規制緩和に注力するとしている。 台湾と米国が共同で発表した「人材循環連合計画(TCA)白書」の発表会に出席して述べた。TCAは台湾の複数機関と米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)が昨年4月に立ち上げた、台湾と理念の近い国々との間で人材流通を促進させるプロジェクト。白書には、台湾各界からの最新の政策提言がまとめられている。 蔡総統は、新型コロナウイルスは前例のない挑戦を数多くもたらしたと同時に、産業界のニーズも顕在化させたと指摘。濃厚接触者の行動履歴追跡やテレワークなどの技術を発展させる鍵となるのは人材育成とイノベーションだとし、特にバイリンガルとデジタル人材を重視する姿勢を示した。 また、台湾の目標は産業の国際化だと強調。台湾は科学技術や製造業、研究開発などにおいて世界有数のレベルを有していると述べ、世界各地から多様性あふれる人材を招いてさらに競争力を高めたいと意気込んだ。そのための対策については、すでに外国人向けの優遇政策を実施しており、今後さらに規制を緩和するほか、企業の外国人雇用を促進する魅力的な政策を打ち出していきたいと話した。 (陳韻聿/編集:塚越西穂)

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(2020/06/12)