コロナ禍でイタリアの青空マーケットが再評価 新鮮で安心な食材とエコスタイル(日本食糧新聞)

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最近少し廃れ気味だったとはいえ、イタリアの公営市場が昔からのスタイルを守り続けている点も、今回の高評価につながったようだ。 市場に並ぶ食材は地元の新鮮なものが多い。値段はスーパーで買うより高いといわれるほどだが、市場の商店主たちは「スーパーなんかで売っている商品とは全然違っておいしいよ!」とか、「ちゃんとイタリアの地元のものだよ。安心しな」などと誇り、差別化を続けてきた。 そして、こういう店主たちとのやり取りも市場ならではのもの。同じところに長く住んでいるので、筆者にも馴染みの店主たちがいる。近所の友人にいたっては親の代から2代目の付き合いだとか。今の時代になくなりつつあるものが健在だというのは、何ともいえない安心感がある。   ほとんど量り売りなのはイタリアのスーパーマーケットでは同じだか、商店主がそれぞれ量って、紙袋などに入れてくれる。驚いたのは卵を買ったとき。包装紙でくるりとくるんだだけである。家にたどり着くまでに壊れるんじゃないかと思ったが、商店主がいうとおり、ちゃんと平飼いされた鶏の卵は殻もしっかりとしているので無事なのだ。卵用のパックを家から持参してくる人も見たことがある。ものすごくエコロジーなのである。 普段は忙しくて市場に行けないが、今回のように、思いがけず時間ができた時に昔から変わらぬ市場へ足が向かった人が多かったのは、3密を避けるという以外にも、多くの理由があったのだ。

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(2020/06/12)