防犯青パト登録台数、静岡県が日本一 子供守る“目”3601台巡回中 北海道抜き最多に(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 青色回転灯を装着して地域を巡回する「青色防犯パトロール車(青パト)」の静岡県内登録台数(2019年12月末現在)は前年比360台増の3601台で、全国最多になったことが12日までの県警への取材で分かった。全国で子供が襲われる凶悪事件が相次いだことを受けて「地域の安全は地域で守る」という機運が上昇。公用車の青パト化も進み、各地で防犯活動が拡大している。  県内で04年に登場した青パトは年々、登録台数が増加し、全国2番目の態勢が続いていた。19年5月に川崎市でスクールバスを待っていた児童が殺傷された事件などを受け、県や市町が公用車を青パトに活用する動きを進めたこともあり、これまで全国トップだった北海道(3249台)を抜いた。北海道以下は島根が2367台、愛知が2294台、山形が2256台だった。  県内では現在、NPOや自主防犯ボランティア団体、地域安全推進員など199団体、1万9642人が3601台で活動を展開している。公用車については、県が19年度中に130台を新たに登録し、現在は224台へと倍増させた。静岡市は19年7月末に100台だった登録台数を20年3月末には233台に拡大させている。  県警生活安全企画課の松下俊輔管理官は「青パト活動を通じ、地域防犯への意識醸成が進んでいる。公用車を含め、各地でさらなる青パト活動の活性化を期待したい」と話した。  ■休校明け 不審者情報増  新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の解除を受けて県内の小中学校などが再開して以降、子供に対する声掛け事案など、県警に寄せられる不審者の予兆情報が増加傾向にある。県警は警戒を強めるとともに、不審者に対する自己防衛策を身に付けるよう呼び掛けている。  県警人身安全対策課によると、子供対象の不審者予兆情報は、新型コロナ感染予防として外出自粛が求められた3月は39件、4月は59件で、いずれも前年の半数ほどだった。ただ、小中学校などが再開した5月は83件と増加。6月も10日現在で45件と前月を大幅に上回るペースで推移している。  同課は学校再開に伴って不審者が増加していることに加え、地域ボランティアなど、子供たちを見守る“目”が増えていることも要因にあるとみている。  今年は通常行っている防犯教室が開催できないため、県警は親子で楽しみながら防犯対策を学ぶことができる

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(2020/06/12)