佐々木則夫氏が高校サッカー指導者にエール「一体感を築くためのスタイルを考えて」(東スポWeb)

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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」前監督の佐々木則夫氏(62)が12日に「明日へのエールプロジェクト」第4回オンラインエール授業で、サッカー部を指導する高校の教職員に自らの教えを説いた。  新型コロナウイルス感染拡大の影響による緊急事態宣言は解除されたものの、多くの学校が分散登校を強いられていることから、チーム全体での練習ができないとの声が寄せられた。  佐々木氏は「一体感をつくり出す上で大事にしていることは、一体感を築くためにはどんなスタイルがいいかを考えること」とアドバイス。実際に代表監督就任時は「日本の代表クラスの選手は世界で戦える国の中で一番小さい。でも、小刻みに動けるし、日本の女性はコツコツと努力できる。パワーはなく、遠くに蹴ることができないので、どういうサッカーをするべきか」と最も合うスタイルを模索し、後に「女版バルセロナ」とも呼ばれたパスサッカーを徹底的に磨いたことで、2011年ドイツ女子W杯では、なでしこジャパンを世界一に導いた。  また、今年は全国高校総体が中止になった。目標を失ったことで、モチベーションが低下している生徒もいるという。そんな生徒たちに対しては「苦しみや悲しみの場面はスポーツにはある。それを乗り越えようじゃなくて、受け止めるってことに変えてほしい。ここはなんとかチームで受け入れるってことを始めてほしい」と呼びかけた。  授業後の囲み取材では、指導者に向けて「高校の指導者は本当に休みなく、指導をする厳しい環境でやっている。今年は(コロナの影響で)リズムが違う状況の中で、創意工夫もさらに変化していくと思うが、これが将来、逆に子供たちにとっていい教訓になって、成長につながるように指導していただけたら」とエールを送った。

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(2020/06/12)