中日吉見「最後に笑って」0封でローテたぐり寄せた(日刊スポーツ)

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<練習試合:ロッテ1-0中日>◇11日◇ZOZOマリン 中日吉見一起投手(35)が先発で4回4安打無失点と好投し、開幕ローテーション入りをたぐり寄せた。 【写真】強風で風に飛ばされた帽子を堂上から受け取る吉見 バックスクリーンに最大風速17メートルが表示される悪条件。帽子が飛ばされても崩れない。2回2死一、三塁では藤岡を139キロの直球で見逃し三振。3回2死満塁のピンチは強打者井上を131キロスライダーで空振り三振に仕留め、切り抜けた。「大量失点になりかけましたけど、なんとか粘り強くアピールできたんではないかと思っています」。15年目右腕は内容のある79球に自ら合格点を与えた。 2日に再開された練習試合8戦のうち7戦で先発投手が失点、ここ4戦連続で4点を失っていた。試合前に「走者をどれだけ出しても、ホームに走者ををかえさなければいい。だから粘り強くいく」と捕手の加藤と交わした言葉通りの結果だった。9試合で無失点は開幕投手を務める大野雄と2人だけ。1週間後の開幕6戦目の座をほぼ手中にしたが、吉見は「開幕ローテがゴールと思っている人はいない。1年間、最後に笑って終わりたい」とシーズン全体を見据えて言った。 過去2度の最多勝に輝いたベテランも、2桁勝利は12年を最後に遠ざかる。昨季は5試合に終わり、今季を正念場と捉えた。初めて米国で自主トレを行い、プレート位置も三塁側から一塁側に変えた。「今年、これからはこれで生きていきていこうと覚悟を決めている。今までと同じではやっぱり限界を感じている」。崖っぷちでの戦いは、これからが正念場だ。【伊東大介】 ▽中日与田監督(吉見について)「強い風の中でフォームのバランスを崩しかけたが、よく立て直して投げてくれた」

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(2020/06/11)