フィアット パンダ にマイルドハイブリッド、標準ボディにも設定…イタリア発表(レスポンス)
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フィアットは6月9日、フィアット『パンダ』のマイルドハイブリッド搭載車、『パンダ・イージー・ハイブリッド』(Fiat Panda Easy Hybrid)をイタリア本国で発表した。
画像:フィアット・パンダ・イージー・ハイブリッド
フィアットは3月、『パンダ』のマイルドハイブリッド車として、『パンダ・ハイブリッド』を欧州で発売した。同車は、パンダのSUV仕様の『パンダ クロス』ベース。パンダ クロスでは、バンパー、フォグランプ、フェンダーエクステンション、ルーフバーなどが専用デザインとなる。前後バンパーにはサテンチタニウム塗装のアンダーガードを、ボディサイドにはシルバー塗装のサイドガードを装着した。タイヤサイズは185/65R15で、最低地上高は160mmを確保している。
これに対して、今回発表されたパンダ・イージー・ハイブリッドは、パンダの標準ボディをベースにしている。標準ボディのパンダは、日本市場にも『パンダ・イージー』として導入済みだ。フィアットは、パンダ・イージー・ハイブリッドのイタリア本国でのベース価格を、1万ユーロを切る9900ユーロ(約120万円)に設定し、マイルドハイブリッド車の販売増を目指している。
◆減速エネルギーを回収し加速時などにエンジンをアシスト
フィアットが新開発したマイルドハイブリッドは、最新の1.0リットル直列3気筒ガソリン「FireFly」エンジン(最大出力70hp/6000rpm、最大トルク9.4kgm/3500 rpm)に、12ボルトの「BSG」(ベルト一体型スタータージェネレーター)、電気モーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたものだ。
BSGシステムはエンジンに直接取り付けられており、補助装置もベルトによって駆動する。BSGは、ブレーキおよび減速中のエネルギーを回収し、蓄電容量11Ahのリチウムイオンバッテリーに蓄える。この電力はピーク時に3.6kWの出力を発揮し、加速時などにエンジンをアシストする。
トランスミッションは6速MT、駆動方式はFFとした。この6速MTは、郊外での燃費を向上させる専用ギア比が採用される。
◆CO2排出量を最大20%削減
このエンジンには、ストップ&スタートモードが付く。30km/h以下の低速域では、エンジンを停止できる。ハイブリッドシステムに関する情報を表示するモニター