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　木曜日は九州北部や北陸、関東甲信、東北南部で続々と梅雨入りとなりました。金曜日は東北より北の地域は日差しが戻りますが、そのほかは梅雨空が続き、強まる雨にも注意が必要です。 　木曜日は梅雨前線が一気に北上し、九州北部や北陸、関東甲信、東北南部で続々と梅雨入りとなりました。これで東北北部を除いたすべての地域で梅雨入りしたことになります。 　金曜日になると梅雨前線は太平洋側に南下し、日中は曇り空の時間も多くなります。ただ、梅雨前線周辺には非常に湿った空気が流れ込むため、東日本や西日本の太平洋側は大気の状態が不安定で、急に激しい雨が降り雷が鳴る所もあるでしょう。家を出るときに降っていなくても、お出かけには雨具をお持ちください。一方、東北や北海道は日差しが戻り、暑さが続きます。仙台で31℃、札幌でも26℃まで上がり真夏並みの暑さとなる見込みです。東日本や西日本も雲が多いわりに気温は高く、蒸し暑くなりそうです。 　この先も梅雨前線は本州付近に停滞し、曇りや雨の日が多くなるでしょう。特に今週末は西日本や東日本で大雨となるおそれがあります。梅雨の時期は天気予報が変わりやすくなりますので、最新の情報を確認し、災害に備えるようにしてください。 （気象予報士・杉澤綾華）

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(2020/06/11)