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　バスケットボール男子元日本代表でＢリーグのＡ東京を連覇に導いた主将・正中岳城（３５）が１１日、オンラインで引退会見を行った。５月１４日、コーチとの面談で引退を報告し「チームの求める選手、応援したいと思える選手でありたいと愚直にやってきた。選手として全うし、もう差し出せるものがないと感じた。素晴らしい時間をともに戦えたことに感謝したい」と思いを語った。 　正中は青学大を卒業後、０７年に実業団のトヨタ自動車アルバルク（現・Ａ東京）に入団。１３シーズンを過ごし、１０年間、同チームのキャプテンを務めた。Ｂリーグ開幕後もプロ契約ではなく、アマチュア契約でプレー。引退後はトヨタ自動車に復職し、ビジネスマンとして第２の人生を歩んでいく。「まだまだ自分を高めていきたい。また新しいことができるとワクワクしている」。将来的にバスケットボールの現場に戻りたいとし、「いろんな関わり方、いろんなカテゴリーがある。何が自分が求めるものか考えて行きたい」と話した。 　最後に来季に向けてスタートを切ったＡ東京のチームメートへ「新しい価値、チームの成長をみんなで見据えて取り組んでいってほしい」とエールを送った。

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(2020/06/11)