【独自】山菜採りで遭難 45時間飲まず食わずで生還の82歳にインタビュー 北海道(HBCニュース)

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 9日、石狩の山林でタケノコ採りで遭難した82歳の男性。11日朝、自力で下山しました。飲まず食わずの45時間、生還するまでのいきさつを、HBCのカメラに語りました。  「携帯もなにもないから、連絡のとりようがない。だから山を下りたり上がったり、下りたり上がったり、その繰り返し。自分は遭難していると全然思っていなかった。ひと晩目は、道に迷ったと思って、山の上で寝てました」(タケノコ採りで遭難した・平間忠男さん)  札幌市手稲区の無職、平間忠男(ひらま・ただお)さん82歳。9日、石狩市浜益区群別の山林に、タケノコ採りに入り、友人とはぐれたまま行方がわからなくなりました。10日朝から捜索されていましたが、11日午前5時半過ぎ、山の入り口で警戒していたパトカーが、自力で下山してきた平間さんを見つけました。  「(11日)午前3時半頃、タケノコ採りの2人が下から上がってきた。そしたら、下で、パトカーが待っているよと言われました。その時初めて遭難したのではないかと思いました」(平間忠男さん)  山菜採りは慣れていると話す平間さん。しかし食料や水、携帯電話を持っていなく、45時間、飲まず食わずで過ごしました。  「全然空腹を感じませんでした。上にカッパを着て、下にカッパズボンをはいていました。それでも夜は寒くて縮こまって寝てました」(平間忠男さん)  平間さんは20年以上続けるラジオ体操のおかげで、体力には自信があったと話します。  「やっぱり一番に家族のことを思い出す。家族、兄弟…連絡のしようがないから、自分で努力して下山するしかないと胸に決めて、自動車道を伝わって下に降りました」(平間忠男さん)  「(遭難したと聞いたときは?)びっくりした。足がブルブル震えました。顔見たらホッとして言葉が出なかったです。うれしさで涙のほうが早かった」(平間さんの妻)  飲まず食わずの45時間、無事に生還した平間さん。今、思うことは…  「半端な気持ちで山に登らないほうがいい。大変心配かけたなと、そういう気持ちでいっぱいです。もうこれで、山菜採りは終わりにしたいと思います」(平間忠男さん)

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(2020/06/11)