リスクを背負って開催してくれることへ感謝して。離島の五島(長崎)は最後まで真剣勝負で戦い抜く(高校野球ドットコム)
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長崎本土から離れた離島に学校を構える五島高校。5月11日から学校が再開したことで部活動も併せて再開した。20日の甲子園決定の可否まで五島は少しずつ準備を続けてきたが、正式に中止が決まると、選手たちは落胆している様子だったと谷口享監督は振り返る。
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「選手たちの目はうるんでいる感じでした。それを見るとこちらもぐっとくるものがありましたので、あえて淡々と話をして終わりました。ただ、代替大会が開催の方向で話し合いがされていましたので、『吉報を待とう。22日の結果を待とう』と話をしました」
谷口監督をはじめ、五島が開催を信じて待った2日後、長崎県では独自の大会が開催されることが決まった。
「高校総体が中止となっている中で、大会が出来ることがありがたいので、精いっぱい戦おう」と嬉しさを感じながらも、学校の代表としての覚悟。そして開催されることへの感謝の気持ちをもっている。
それは離島が多い長崎県の難しさを谷口監督が理解しているからだ。
「長崎は離島のチームが多いので、試合をするとなると、移動や宿泊があるんです。そういったリスクを背負って開催を決めてくれた。その苦労がわかっていたので、ありがたいですし、ぐっとくるものがあります。今後、本土の方に移動して練習試合もしますが、感染しないように手洗いや消毒は徹底していくつもりです」
宿泊つきでの遠征は6月19日以降から許可が出ており、独自の大会に向けて今後さらなる対策を練ることになるが、5月30日は練習試合も行った。
11月中旬以来の練習試合に選手はもちろん、チームの指揮官である谷口監督も「冬場にやってきたことや、自粛期間中にやってきたことを試しつつ、少し楽しみながら臨みました」とワクワクした気持ちで対外試合を終えた。
当日は2試合行ったが、多くの保護者も駆け付け、少しずつ環境も戻ってきている。今後について、谷口監督はこのように語る。
「試合による疲労はあるようなんですが。他の競技などは引退となったり、練習ができていないチームもある。その中で野球が出来ることに感謝しつつ、3年生のためにも最後まで勝ちにこだわって、野球をやって良かったと思える集大成の夏にしようと思います」
夏の大会ま