韓国軍、論争の海上射撃訓練を気象悪化で縮小実施(中央日報日本語版)

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先月、気象悪化で延期された陸・海・空軍合同海上・射撃訓練が、結局同じ理由から縮小して行われた。「北朝鮮の顔色伺い」疑惑を招いた非公開方針のもと行われた訓練だ。 11日、軍当局によると、同日午後、慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)近くの海岸で訓練が行われた。今回の訓練は当初先月19日に行われる予定だったが、雨が降るなど当日の悪天候のため1度延期された。 ところが、あいにくこの日も天候が正常な訓練の進行の障害となった。かなりの量の雲が低くたちこめ、海上での視界確保が困難な状況だった。 結果的に、軍当局は縮小した形で陸軍中心の訓練を実施することにした。陸軍は新型多連装ロケット(MLRS)「天武」で海上に設置した標的を射撃した。最大射程距離が80キロメートルの天武は自動化された射撃統制システムで、60秒以内に12個の標的にロケット弾12発を撃つことができる。ただし、陸軍の空中戦力の攻撃ヘリ「アパッチ・ガーディアン」(AH-64E)は出撃しなかった。 FA-50戦闘機の空対地ミサイル発射訓練を計画していた空軍は、この日戦闘機を投入せず、海軍の射撃支援用追撃機1台のみ動員したという。海軍も訓練に参加する艦艇の数を大幅に減らした。 軍の内外では今回の訓練をめぐり「天候が良い名分になった」という話が出ている。訓練を十分に行うことも、しないこともできない困った状況で天候が解決策を設けたという意味だ。 実際、軍当局は、天気予報に基づいて今回の訓練を再び延期することもできたが、強行を選択した。その結果、「北朝鮮の顔色を伺って訓練を中止しようとしているのではないか」という論争から解放された。先月19日の訓練は、延期を決めたタイミングが同月6日に行われた海軍・空軍合同訓練に北朝鮮が反発し、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)がこれを理由に国防部と各軍を対象に会議を招集した後だったため、北朝鮮を意識した「措置」ではないかという疑惑が出た。 悪化した南北関係の中で縮小された訓練は、北朝鮮の反発を最小限に抑えることにも寄与する可能性がある。暇さえあれば韓国政府を非難している北朝鮮に、訓練縮小が関係改善のための誠意を示したと解釈できるという期待だ。軍当局は今回の訓練の内容に関する報道が続いているが、最後まで非公開基調を固守している。国防部の関係者はこの日の定例会見で「我々の立場を

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(2020/06/11)