[ルポ]最期までキル・ウォノクさんを気にかけ…「食事はちゃんととっておられます」(ハンギョレ新聞)

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 「理事長、ご苦労が絶えないでしょう?ハルモニ(おばあさん)はちゃんと食事をとっておられます」  メッセージを読み上げる声が涙声になった。日本軍「慰安婦」被害者の「憩いの場」を16年間守ってきた故ソン・ヨンミ「平和のウリチプ(わが家)」所長の葬儀が終わった10日、水曜集会に立ったイ・ナヨン正義記憶連帯(正義連)理事長は、ソン所長が送った最期のショートメッセージの内容を公開した。最期のメッセージでも、ソン所長が憩いの場の最後の生存者であるキル・ウォノクさん(92)と正義連の活動家たちを心配していたという事実を伝えると、集会現場のあちこちですすり泣きが起こった。  この日朝、正義連の活動家らは、ソン所長の出棺手続きを厳粛に行い、水曜集会の現場に向かった。この日の水曜集会は、ソン所長を追悼する場として行われた。午後12時、ソウル市鍾路区にある旧在韓日本大使館前に集まった100人余りの市民たちは「守ってあげられなくてごめんなさい」とソン所長を追悼した。  葬儀の喪主を務めたイ理事長はマイクを握り、「あなたを失った私たちは皆罪人だ」とし、「突然の悲報と家族を失った痛みの中でも、むしろ私たちを慰めてくださった遺族の皆様に感謝する」とあいさつした。そして検察とマスコミに対する批判を続けた。イ理事長は「故人の死後もさまざまな予断と憶測、分別のない疑惑提起、責任転嫁と個人情報暴き、遺族と活動家に対する分別のない接近と不法撮影まで、マスコミの変わらぬ取材行動が続いている」とし、「惨憺たる思いで悲痛なばかりだ」と話した。  水曜集会の主管を務めた韓国女神学者協議会のイ・ウンソン実行委員は「30年間水曜集会を続けてきたが、どの日よりも悲痛で厳粛な気持ちでこの場に立った」とし、「この1カ月間、さまざまな歪曲と偽り、暴力が水曜集会と正義連の活動を歪曲、誹謗中傷した渦中に、慰安婦運動の土台であるハルモニたちに寄り添いあらゆるお世話をしてきたソン所長を失った日だからだ」と語った。韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の共同設立者の一人、キム・ヘウォン正義連顧問も集会に参加し、「1992年に初めて水曜集会を行った際、政府は否定的な見方をし、市民は冷ややかだった。勇気を尽くして孤独な闘いを始めた」とし、「その孤独な闘いが女性の人権と世界平和を主張する運動の中心になった」と語った。キム顧問は「この苦

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(2020/06/11)