食品・飲料メーカー向けに天候や販促効果を分析・評価 ウェザーニューズが新サービス(食品新聞)

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ウェザーニューズは、6月11日から食品・飲料メーカーや小売業者向けに天候やプロモーション効果などを分析診断するサービス「ウェザーマーケティング・アナリシスレポート」の提供を開始した。商品売上を天候・プロモーション・その他の3つの観点で分析・評価し、企業のマーケティング戦略を支援してゆくもの。 同社によれば、「消費者行動は、店舗立地や曜日、商品力などのほかに、天候やキャンペーン、価格などのプロモーションでも大きく影響する」と指摘。そこで天候やプロモーションがどの程度売上に寄与したかを評価、分析し、マーケティングに活かしてもらおうというもの。さらに「ESG投資やTCFDなどの関心が高まる中で、ビジネスリスクの評価や適応策の検討にも活用できる」と言う。 このサービスを2003年から欧州の大手飲料メーカーや日用品メーカーなど約20社に提供しており、採用メーカーは経営判断、販売戦略、生産計画の基礎情報として活用している。 例えば、同レポートを採用している欧州飲料メーカーの今年3月の販売実績データを天候・プロモーション・その他の観点から前年3月と比較したところ、飲食店と小売店は何れも前年に比べて気温が低く、日照時間が少なかったため売上が1~3%減少。また、プロモーション効果でも飲食店・小売店ともに3%減少。その他の要因は、通常では天候やプロモーションと比べて変動が小さかったが、今回は飲食店では、その他に起因する売り上げが42%も減少し、小売店では11%増加した。 この結果についてレポートでは、「2020年3月に同国で発生した新型コロナウィルス感染拡大による影響で、ロックダウンが実施されたことによるものと推察。営業停止となった飲食店向けの売上が大きく減少し、一方で消費者が自宅で食事をする機会が増えたことで、小売店向けの販売の売上が増加した」と分析している。

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(2020/06/11)