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　旧清水市（静岡市清水区）で一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん（84）＝浜松市＝の再審開始決定を東京高裁が取り消してから2年を迎えた11日、袴田さんの支援者がJR浜松駅北口広場で、最高裁に再審開始決定を求める街頭活動を行った。 　支援者9人が横断幕を掲げ、袴田さんの無実を訴えた。「浜松　袴田巌さんを救う市民の会」共同代表の寺沢暢紘さん（74）は同日中に最高裁に要請書を郵送するとし、「袴田さんは高齢で時間的な猶予はない。最高裁は直ちに決定を下してほしい」と話した。 　袴田さんは2014年3月、静岡地裁の再審開始決定を受けて釈放されたが、東京高裁は18年6月、静岡地裁の決定を取り消し、袴田さんの再審請求を棄却した。弁護団は同高裁の決定を不服として、最高裁に特別抗告している。

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(2020/06/11)