コロナ「第2波」絶対来る前提で欠かせない備え(東洋経済オンライン)
【リンク先抜粋】
発熱している患者をどうやって見つけるか。
答えは「体温計による検温」だ。
「何を当たり前なことを?」と思うなかれ。体温計の歴史は100年ちょっとだ。
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19世紀後半ドイツで開発され、日本では北里柴三郎の尽力で現テルモ社が製造を始めた。初期の「水銀体温計」は、製造に精密技術を要する。破損後蒸発する水銀が人体に有害との理由で、現在医療現場ではほとんど使用されていない。
その後、無害で大量生産可能な「電子体温計」が開発された。正確だが計測に時間がかかる実測式でなく、時間が節約できる予測式がもっぱら普及している。「非接触式体温計」は、検温の効率化と感染対策には有効だが、外気温の影響を受けやすく、顔面の温度が上がる人、すなわち高熱の人にしか向かない。