中瀬ゆかりさん、「風と共に去りぬ」配信停止の動きに反対「ちゃんとして見られる状態にしないといけない名画だと思う」(スポーツ報知)

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 新潮社出版部長の中瀬ゆかりさん(56)が11日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)にリモート出演。米の大手配信サービスが名画「風と共に去りぬ」を人種差別的表現が含まれているとして、配信停止にした件について、コメントした。  「1939年の作品で当然、つくった時の時代があるし、南北戦争だから、1860年代という時代背景もある。もちろん、差別とか偏見とかがある時代の物語なんで、そういう記述や描写があるっていうのはある程度、仕方がないこと。それがなかったことにする方が全然、リアリティーがないと思います」と、まず話した中瀬さん。  その上で「この作品が私は大好きなんですけど、アカデミー賞も総なめにしている名画で、これが見られなくなるのは本当に嫌なこと。ある程度、時代を鑑みても編集で変えるんじゃなくて、注釈を付けて、今の現代に理解してもらうって方法でも、配信はちゃんとして見られる状態にしないといけない名画だと思う」と、きっぱり。  「差別を助長するものではないというのは、みんな全然分かっていると思うけど、今のミネアポリスの事件以来の騒動が全世界に広がってしまっていますから、ちょっと配信会社も萎縮したのではないか。なんとか注釈を付けての配信などを考えて欲しいです」と続けていた。  米ミネソタ州ミネアポリスでの黒人男性の米国をはじめとする各国で白人警官による暴行死をきっかけに人種差別と警察の暴力に抗議するデモが拡大する中、動画配信サービス・HBOマックスはこの日までに「風と共に去りぬ」をストリーミング配信のコンテンツから削除している。  1939年に公開。南北戦争を舞台にした同作はアカデミー賞で9冠を獲得した名作だが、作品中で描かれた奴隷が不満を言わず、奴隷所有者が英雄のように描かれている部分が議論の的となっている。

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(2020/06/11)