中日の秘密兵器「滝二のイチロー」高松プロ初本塁打(日刊スポーツ)

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<練習試合:ヤクルト2-2中日>◇4日◇神宮 中日3年目の高松渡内野手(20)が4日、ヤクルトとの練習試合(神宮)でプロ入り初アーチを特大弾で飾った。【写真】ソロ本塁打を放ち、笑顔でダイヤモンドを回る高松滝川二(兵庫)時代は「滝二のイチロー」と称され、50メートル5秒8(手動計測)の快足とシュアな打撃センスが売りだが、パンチ力もアピール。自粛期間明けの5月末から1軍に合流した若竜が、与田竜の秘密兵器となるべく初の開幕1軍へ突っ走る。    ◇   ◇   ◇ 高松の代名詞とされる3秒53。滝川二時代に中日スカウトが計測し、プロ入りへの決定打になった一塁までの到達タイムだ。神宮球場の一塁ベースへ、その全力疾走を見せたが、途中からはウイニングランに変わった。高梨の145キロ直球を捉えた打球は右翼中段席へ。本拠地ナゴヤドームでも十分柵越えできる約110メートル弾だ。ベンチ前でのエアハイタッチでは、両手を上げて喜びを表現した。 「ホームランを試合で打ったのは高校3年生の4月ごろの練習試合以来です。試合でほとんど打ったことがないので、全力で走りました」。1、2軍を通じてプロ入り初、3年ぶりの本塁打をかみしめた。俊足巧打が売りで、高校時代の愛称は「滝二のイチロー」。左打席で大きく右足を上げ、体に巻き付けるようなスイングで運んだアーチ姿も本家そっくりだった。 昨年は2軍公式戦に82試合に出場し、打率2割7分8厘。1軍最終カード阪神戦(甲子園)でプロ初昇格を決めた。だが2試合連続で盗塁を期待されて代走出場したが、足を踏み出すことはできなかった。レベルアップを期した昨秋のみやざきフェニックスリーグは打率4割超。オフは食事の見直しと体力強化で体重を入団時から7キロ増の72キロに増やし、3年目を迎えた。 「ホームランはうれしいですが、自分はそういうタイプではない。持ち味を試合で発揮できるようにやっていきたい」。前日までの2試合は途中出場で2打席無安打。この日は本塁打以外の3打席で凡退した反省も忘れなかった。 与田監督も期待は大きい。「あれぐらいの力はある選手。そういうことを見込んで1軍に連れてきている。自信にしてどんどん積極的にプレーして欲しい。いいアピールだよ」。2年目与田竜の秘密兵器を期待。“竜のイチロー“が、開幕1軍を目指して突き進む。 ◆高松渡(たかまつ・わたる

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(2020/06/04)