MLBが報酬巡り迷走も エ軍大谷はどっちに転んでも“ひとり勝ち”(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 コロナ禍により延期されたレギュラーシーズンの開幕を巡って、大リーグのオーナー側と選手会側の迷走が続いている。  ここに来て、一部の球団オーナーが今シーズンの中止を受け入れる方針を明らかにしたという。米スポーツ専門局ESPN(電子版)が31日(日本時間1日)に報じた。  記事によれば、今季はテレビ放映権料が大幅に目減りする上に、入場料収入も見込めないことから、複数のオーナーが選手の人件費を削減して損失を抑えようと考えているという。  一方の選手会側も対抗手段に打って出た。複数の米メディアが伝えたところによると、今季は114試合を実施する代わりに、3月に合意した試合数に応じた給料を満額支給するようオーナー側に要望書を提出したという。  現時点で経営者側、選手会側とも歩み寄る姿勢は見せていない。一部選手はストも辞さない構えだけに、今後の交渉次第では中止に追い込まれる可能性も出てきた。  メジャーは先行き不透明な状況だが、どっちに転んでも痛くも痒くもないのが大谷翔平(25=エンゼルス)ではないか。  今季の実施を巡っては、すでにオーナー側と合意したMLB(大リーグ機構)が選手会側に、年俸の多寡によって減俸幅が決まる段階形式の報酬案を提示。それによると高給取りほど大幅減俸を強いられ、今季最高年俸のトラウト(エンゼルス)は約41億4300万円から約9億800万円に減額される。日本人選手では約25億3000万円の田中(ヤンキース)、約24億2000万円のダルビッシュ(カブス)は、それぞれ6億円程度になる。 ■7700万円から3500万円  そこへいくと基本給が安い大谷翔平は減額幅が少ない。約7700万円から約3500万円。仮に選手会側がMLBによる減俸案を受け入れて実施したところで、ダルや田中やトラウトらに比べれば減収は少なくて済むからだ。  それなら、このまま中止になった場合はどうか。 「本来の年俸をもとにした金額が支払われるはずです。今季はオープン戦で中断したため、選手の給料は3月分しか振り込まれていないとみられています。選手によって年俸の分割の仕方はさまざまですが、仮に大谷が均等に12回に分けて受け取っているとしたら、今季の報酬は約7700万円の12分の1、つまり約641万円の計算になります」(スポーツライター・友成那智氏) ■年俸調停権取得  

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(2020/06/03)