“オンライン陸上部”発足 東京五輪有力の安部孝駿が中高生らに熱血指導「諦めずにやれば素晴らしい世界が待っているよ」(スポーツ報知)

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 陸上競技のトップ選手や指導者が、主に中高生向けに練習法の配信などを行う“オンライン陸上部”が1日、発足した。2019年ドーハ世界陸上男子400メートル障害代表の安部孝駿(28)=ヤマダ電機=は企画に賛同し、“先生”の一人として参加する。この日、スポーツ報知の単独取材に応じ、学生への知識や感覚伝授で次世代の陸上界を盛り上げたい思いを吐露。既に参加資格を保有する来夏の東京五輪へも「夢や希望を与える走りをしたい」と熱を込めた。  確かな夢が、胸に宿っている。オンライン取材に応じた安部は「僕らの考え方や練習を見てもらい、陸上ファンや選手になりたいという子を増やしたい。将来の日本の陸上界のレベルを上げて、五輪や世界大会で結果を出せる子が増えたらいい」と思い描いた。新型コロナ禍で高校総体をはじめとした学生大会は中止が相次ぐ。「諦めずにやれば、もっとこの先に陸上の素晴らしい世界や楽しいことが待っているよ、というメッセージを伝えたい」と熱を込めた。  場所を問わず、SNS上の映像などを通じて全国で指導を受けられるオンライン陸上部「CORD TRACK AND FIELD CLUB」が発足。世陸4大会に参戦し、東京五輪参加資格を持つ安部らが知識や経験を直伝する価値は計り知れない。「僕の学生時代は日本代表は“高根の花”じゃないけど、遠い存在でコミュニケーションをとる機会はなかった。子どもと距離を縮めて、いい情報や感覚を伝えていければ」。田中宏昌監督(38)も「陸上は感覚が大きく左右する。全国の指導者の経験値や知識の格差も、解消していけるのでは」と意義を強調した。  安部自身、支援の重要さを痛感する。10年世界ジュニア選手権銀メダル。同大会男子200メートル優勝の飯塚翔太(28)=ミズノ=らとともに世代を代表する力がありながら、けがや不調で4年に1度の五輪は未経験だ。「いい時も悪い時もある。僕自身が、本当に周囲に支えられてここまで来た」。昨秋のドーハ世陸は決勝進出まで0秒30差に肉薄して10位。息の長い競技生活は、円熟期に達しつつある。「微力だけど、学生のサポートやケアを少しでもお手伝いできたら」とうなずいた。  コロナ禍で閉鎖されていた都内の拠点が先週末に利用可能となり、トラック練習を再開。今秋予定の日本選手権に照準を合わせる。「気持ちよく五輪へ準備する意味でも、今季をしっ

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(2020/06/02)