ベンチ内の消毒義務で不正続出? 今季MLBは「投高打低」傾向に(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 今季、投手と野手で明暗がくっきりと分かれそうだ。米大リーグ機構(MLB)が策定したシーズン中の新型コロナウイルスへの感染防止策が、投手有利に働きそうだからだ。  すでにMLBは67ページにのぼる防止策をまとめ、全30球団に配布。複数の米メディアの報道によれば、噛みたばこやヒマワリの種など唾液をまき散らす行為を禁止。ハイタッチやハグはもちろん、遠征先での外出を控えるよう求めるなど、クラスター(集団感染)防止に向けて細かな注意事項が列挙されているという。  ボールに触れる機会が多い投手に関しても要求が厳しい。マウンド上で指に唾を付けるのはもちろん、額や首筋の汗を指先で拭うことも感染防止の観点から望ましくない行為として挙げられているようだ。  大リーグ公認球は滑りやすいため、自分の汗を滑り止め代わりにする投手は少なくない。汗を拭うふりをして指先を湿らすのは頻繁に見られる光景だ。中には首筋や帽子のツバにワセリンやサンオイルなどの異物を塗る投手も少なからずいる。コロナ対策で不正投球はますます実行しづらくなると思ったら、実際は逆らしい。  攻守交代の際には手の消毒が義務付けられており、ベンチには消毒薬が常備される。除菌にはスプレーやシートを用いるが、投手が「消毒」の名目で滑り止めの類いを使うのはさほど難しいことではないだろう。  これまでメジャーでは投手が指先に異物を塗るのは暗黙の了解として見過ごされることが多かった。打者からすれば、ボールが滑るがゆえに制球を乱してぶつけられることは避けたい。投手が疑わしい行為をしても見て見ぬふりをしているのだという。その疑わしい行為が“公然”とできるようになるのだから「投高打低」が予想される。  今季、二刀流に復帰するエンゼルス・大谷も、期待できるのは投げる方?

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(2020/06/01)