490億ウォンの移籍訴訟、MLBではなく塾講師の話です(朝鮮日報日本語版)

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 私教育会社のメガスタディーとSTユニタスがいわゆる「一打講師」(塾のスター講師)の移籍を巡って数百億ウォン(数十億円)規模の法廷争いを始めた。メガスタディーは18日、ソウル中央地裁にSTユニタスとその子会社スカイエデュー(ヒョンヒョン教育)の銀行預金115億ウォン(約10億円)に対する仮差し押さえを申請し、今月1日に承認を受けたと発表した。STユニタスは英語教育ブランド「ヨンダンキ」で知られている。  両社の争いは昨年11月、メガスタディー所属の国語講師だったユ・デジョンさん(34)がスカイエデューに移籍したことから始まった。2016年からメガスタディーに所属していたユさんは、多くの受講生を集める「一打講師」として知られていた。メガスタディーはユさんを迎え入れる際「移籍料」まで支払ったという。  メガスタディーは仮差し押さえ申請書の中で「ユ氏の専属期間はオンライン3年、オフライン5年以上残っているにもかかわらず、昨年末に契約解除の意志を伝えるなどして契約に違反し、違法に移籍した」と主張している。さらに「STユニタスとヒョンヒョン教育はユ氏に対し、専属契約に反するよう積極的に誘導し『専属契約違反による損害賠償の責任を負担する』と伝えるなど、社会の常規に反する行為によって莫大(ばくだい)な損害が発生した」と主張している。  これに先立ちメガスタディーはユ・デジョンさん個人をも相手取り「講義契約に反して損害が出た」として490億ウォン(約43億円)の損害賠償請求を行っている。今回の仮差し押さえはSTユニタスを訴える前に事前に行われた。裁判所は裁判の結果に関係なく、取りあえず債務者の財産を確保しておく必要を認めれば、仮差し押さえを承認する。そうなった場合、該当する金融機関はSTユニタスに預金を支払うことができなくなる。  これに対してSTユニタスは「メガスタディーとユ・デジョン講師の信頼関係が崩壊し、専属契約が維持できなくなった責任をわれわれに押し付けた」と反論している。STユニタスは「ライバル会社殺しという不純な目的のためメガスタディーが仮差し押さえを乱用したケース」として「仮差し押さえの申請により、メガスタディーは虚偽の事実を正当なものとごまかしている。これに対しては強く対応する」との考えを示した。 ヤン・ウンギョン記者

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(2020/05/24)