大リーグ機構がメジャーリーガーに“唾吐き禁止”の無理難題(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 7月上旬開幕を目指す米大リーグ機構が、選手会に提示した67ページに及ぶ新型コロナウイルス対策はかなり具体的で細かい内容だった。  米スポーツ専門サイトの「アスレチック」を含む複数のメディアが16日に伝えたもの。それらによると、ベンチ内の選手はマスク着用、控え選手は観客席待機。ハイタッチやグータッチ、かみたばこ、ヒマワリの種を食べて吐き出す行為、唾吐き、試合後のシャワーなどが禁止されているうえ、ブルペンの投手は自分専用のボールを投げるなんて項目まである。遠征先ではタクシーの利用や外出まで制限される。マニュアルは医療関係者の助言をもとに作られたらしいが、ほとんどが非現実的ではないか。 「中でも唾吐きやポイ捨ては米国の文化みたいなものですから」と、さる特派員のひとりがこう続ける。 「メジャーの球場はとにかく汚い。試合後のベンチ内は選手が吐き出した唾でベチョベチョ、ヒマワリの種どころかお菓子の紙クズや紙コップがそこかしこに散乱しています。外野の芝生もよく見るとゴミだらけ。ある日本人選手は栄養ドリンクの空き瓶が転がっているのを見つけて仰天してましたから」 ■ダル「選手は闘犬とほぼ同じ」  ダルビッシュ(33)はツイッターに、「MLBの選手たちは闘犬とほぼ同じ状況だと思う。リスクのない、お金を儲けたい人たちが外から騒いでいる。実際に自分や家族を犠牲にして戦うのは選手や現場スタッフ。クラブハウスとか飛行機とか密どころじゃないからな」「チームでプレーするということは濃厚接触だらけになる。実際、プレーすることに不安を感じている選手は結構多いらしい」と記した。  レイズのエースのスネル(27)は「自分の命を危険にさらしてまでプレーする価値はない」と断言。さらなる給与削減が行われた場合、プレーしないと話した。  給与面に限らず、選手に無理難題を押し付けてもさっさと開幕したい大リーグ機構やオーナーサイドと、実際にグラウンドでプレーする選手との間にかなりの温度差があるのは間違いない。

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(2020/05/19)