メジャー時代から食通だったAJ トークを落とす技術も天才的!?(東スポWeb)
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【元局アナ青池奈津子のメジャー通信】「ジャパニーズBBQでおいしいとこ、どこ? 平野(佳寿投手)をコリアンBBQに連れてったらすごくおいしくて、今度は日本式の店に行こうと思って!」
昨季、ダイヤモンドバックスのクラブハウスで数年ぶりに会ったアダム・ジョーンズは矢継ぎ早にこう話しかけてきた。
そうだ、この人はこんな人だった。距離や時間を感じさせない彼の対応にホッとしながら、以前にニューヨークで韓国焼き肉に誘われて行った先が日本の「牛角」だった話をすると「そいつは米国人だろ? だから味の違いが分からないんだ」という独特の言い回しも健在だった。アダムも米国人なのだが「俺か? 俺はブラックだ。自分とこの文化と味は知っている」と意に介さない。
彼は「リスペクト」という言葉に重きを置く。以前「野球選手としての責任は何か?」と聞いたら「契約をリスペクト、チームをリスペクト、家族をリスペクト、象徴するものをリスペクトし、一生懸命働くこと。僕はリスペクトされたいんだ。この野球というアートをする人間として。僕は勝ちたい。もし優勝できたら、その街では永久不滅(の存在)になる。1つだけでいいんだ。1つだけでいいから勝ちたい」と真顔で答えてくれた。
一見ぶっきらぼうに見えるのに、この手の話題になると自分の意見をストレートに語ってくれる真面目さは、例えばロッカールームで見かける私服が襟付きシャツが多いことや彼が選ぶ言葉などから垣間見える…はずなのだが、この日はサンフランシスコで行ったという「Omakase」なる江戸前すし店の話題に尽きた。
まずは携帯で写真を見せながら「見てよ、この店の広さ。すごく狭いでしょ!? このクラブハウスよりも狭い!」。カウンター14席とテーブル4席の店で、米国では確かにあまり見かけないサイズ。日本では珍しくないかも…と伝えると「俺には新しいことだよ! 見てよ、このあん肝!」。
うれしそうに見せてくれる写真のあん肝は実においしそうで、これをアダムが食べられるのかと感心しながら「なかなかの舌をお持ちで!」と返すと「本気でまずかったよ! 食べたけどね」と笑いもせずに言う。
まずかったの?と笑うと、別のお造りの写真を出して「これはなんだか分からないけど、おいしかった」と満足そうにほほ笑む。
次々見せてくれる写真に何度もゴクリとつばを飲み込みな