7月メジャー開幕ならエ軍にチャンス…PS進出なら大谷はDH専念か(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 コロナ禍により開幕を延期していた米大リーグにレギュラーシーズン実施のメドが立った。  MLB(大リーグ機構)は11日(日本時間12日)、全30球団によるオーナー会議を行い、7月4日の独立記念日前後に、無観客での公式戦開催を了承。シーズンは通常の162試合から82試合とし、両リーグともDH制を採用。原則として同地区や同地区の交流戦に限定する。ポストシーズン(PS)は従来の10チームから14チームに拡大して行うという。  PSの試合数増加はレギュラーシーズン短縮による減収を穴埋めしたいMLBの思惑だが、PSから遠ざかっているチームにとっては願ってもないチャンスだ。  地区優勝した2014年を最後にPS進出が途絶えている大谷翔平(25)のエンゼルスもそのひとつだ。今季のエ軍は大谷が投打の二刀流に復帰する。このオフには強打のレンドン(前ナショナルズ)を獲得し、打線は強力になった。投手陣に不安を残すものの、レイズ時代からピッチャーのやりくりに定評があるマドン監督の手綱さばき次第では現行の4から8チームに増えるワイルドカード(2位以下の勝率上位チーム)に残る可能性はある。  大谷はメジャー3年目にして初めてPSの舞台に立つ可能性も出てきたが、マウンドには上がれそうにない。一昨年10月に受けた右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術明けだからだ。TJ手術から復帰1年目の投球回数は年間100~150程度に制限される。今季の大谷は多くても15~16試合の登板が見込まれ、仮に毎試合6イニングに登板すれば、100イニング近くに達する。余力を残してPSに臨めるものの、首脳陣に大谷を無理遣いするプランはない。DHを兼ねる二刀流で、普通の投手よりも負担が大きいからだ。  大谷が初めてPSにコマを進めたとしても登録はDHになりそうだ。

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(2020/05/13)