MLB開幕してもビデオ判定見送りへ…損する日本人選手は誰だ(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 大リーグ機構(MLB)が今季、ビデオ判定(チャレンジシステム)の見送りを検討しているという。  CBSスポーツ(電子版)が6日(日本時間7日)に伝えている。今季のレギュラーシーズン開幕は依然として不透明なものの、MLBではキャンプ地のアリゾナ、フロリダ両州や、テキサス州などの球場を開催候補地に挙げている。  しかし、両キャンプ地では映像設備が整っておらず、テキサス州などの特定球団の本拠地を使用すれば、モニターの台数がホームとビジターで異なるため、公平性が保てない。昨年、明らかになったアストロズ、レッドソックスによるサイン盗みでは、ビデオ判定に用いられるモニターの映像が悪用されていたこともあり、MLBでは今季、実施しない方針を固めたという。 「チャレンジ」が認められなければ、誤審が増えるのは必至だ。昨季は全30球団で1053回のチャレンジが行われ、判定が覆ったのは525回。ほぼ半数(49.9%)が誤審と判断された。  このチャレンジは試合の流れを左右するケースも少なくない。今季の日本人選手ではエンゼルス・大谷翔平(25)、ヤンキース・田中将大(31)の2人が不利益を被る可能性がある。  エンゼルス、ヤンキースとも指揮官のチャレンジ成功率が高いからだ。エ軍のマドン監督は2018年(当時カブス)、43回のアピールで判定が覆ったのは27回。成功率62.8%は33人中(代行監督含む)4位だった。  一方、ヤ軍のブーン監督は就任1年目の18年に35回で26回成功し、同74.3%で2位。昨季は同68.2%(22回中15回成功)で3位だった。問題のプレーを映像で瞬時に判断する裏方の技量にも左右されるとはいえ、両指揮官とも判定に対する鋭い観察眼の持ち主と見てよさそうだ。  大谷、田中とも過去に判定が覆って救われたケースは少なからずあった。チャレンジシステムが実施されなければ、微妙な判定に泣かされそうだ。

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(2020/05/09)