ダルと秋山には有利 3地区制再編が分ける日本人メジャーリーガーの明暗(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 今季の大リーグは全30球団を東、中、西の3地区の各10球団に再編して実施する可能性が出てきた。米紙USAトゥデー(電子版)が28日(日本時間29日)に伝えた。  田中のヤンキース、筒香のレイズ、山口のブルージェイズはナのメッツらとともに東地区に。西地区には大谷のエンゼルス、菊池、平野のマリナーズ、中地区にはダルビッシュのカブス、秋山のレッズ、前田のツインズが、それぞれ入る。記事によると、今季は6月下旬から7月2日までの開幕を目指す。各球団の本拠地で、無観客により最低100試合を実施するプラン。感染リスクを避けて同地区同士の対戦に限定するという。  3地区制実施なら、有利になる日本人選手は誰なのか。 「キャンプ、オープン戦での下馬評から判断すると、強豪が揃う東地区は激戦、西地区はドジャースの1強と見ていいでしょう」と、スポーツライターの友成那智氏がこう続ける。 「中地区はツインズを除いて、本来ア・リーグのロイヤルズ、ホワイトソックス、タイガースに故障者が多い上、経験の浅い若手主体です。昨季後半から好調だったカブスのダルは格下の打者を相手に見下ろして投げられる。ナ・リーグのチームで昨季、不得手にしたのは中地区に入る予定のブレーブス(2試合で0勝2敗、防御率8・00)ぐらいのものです。ダルは中地区のチーム相手に白星を積み重ねると思う。新人の秋山は、内野の守備力が劣るタイガースらアのチームとの対戦では内野安打が期待できる上に、機動力も生かせるのではないか」  二刀流への完全復活を目指す大谷はマウンドで孤軍奮闘を強いられかねない。 「右肘手術明けの今季は登板試合数、イニング数とも制限される。仮に勝利投手の権利を得て降板しても、不安定なリリーフ陣に白星を消されるケースは少なくないはずです。ナの西地区はドジャース(昨季チーム総得点886、総本塁打279=いずれも1位)、ロッキーズ(同チーム打率・265=1位)、主軸3人合わせて100本塁打のダイヤモンドバックスといずれも打線が強力。ジャイアンツはベテランのくせ者が揃う。若手中心のパドレスを除けば気が抜けない相手ばかりです。打者としてはともかく、投手として我慢を強いられるシーズンになると思う」(友成氏)  日本人選手は変則開催で明暗を分けそうだ。

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(2020/04/30)