MLBは5月までに青写真、7月に開幕の楽観論も コロナ第2波流行なら「ジャイアント・プレーオフ」に限定も(中日スポーツ)
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米国は新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化の傾向と伝えられ、今季の大リーグ開催について楽観論が生まれつつある。27日の米スポーツ専門局ESPN(電子版)は、具体的な日程を予想。5月中に大リーグが青写真を設定し、6月を選手会との合意とキャンプに費やし、7月に開幕するとした。
実現すれば、見込まれる試合数は80~100。開催地は、既報のアリゾナ、テキサス、フロリダの3州が主な候補になる。プレーオフは11月まで延長され、温暖な中立地で開催されるとした。
ただし、これは順調にウイルス流行が収束した場合のシナリオだ。第2波の流行が発生した場合、同局はシーズンが「ジャイアント・プレーオフ」に限定される可能性を指摘。これは「サッカーのワールドカップの野球版」で、10~11月の約2カ月間で実施する。全30球団を地域別か既存の6地区を5球団ずつに分け、6つの開催地で総当たりの4回戦を行い、計12チームがプレーオフに進出。最終的には、従来通り5回戦制の地区シリーズ、7回戦制のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズを戦う。
米放送局NBCスポーツも「これらは多くの問題点の解決が必要だが、大リーグが安全な方策を見つけ、実現することを願おう」と伝えた。
また、クオモ・ニューヨーク州知事は27日、今季の大リーグが同州で開催される可能性について「オーナーとも話した。無観客になるだろうが、無収入よりいいはずだ。そうなれば、私は(テレビで)観戦したい」と前向きに語った。