レイズ筒香、体で覚えたメジャー流配球傾向/連載2(日刊スポーツ)

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#TSUTSUGOチャレンジ-。レイズ筒香嘉智外野手(28)の打撃論を軸にした「日米比較論」の第2回は「18・44メートルの攻防」に迫る。現地でキャンプ、オープン戦を取材したMLB担当記者は、その卓越した準備力に目を見張った。【写真】フリー打撃を行うレイズ筒香嘉智   ◇   ◇   ◇ 2月23日(日本時間24日)、ヤンキースとのオープン戦で筒香はメジャー初実戦に臨んだ。「5番・左翼」で先発出場。2回無死一塁の初打席で、ヤ軍の右腕ヘールから強烈な中前打をマークした。 「(メジャーの投手は)速球系が圧倒的に多い。カウントが進むにつれて(コースが)広がっていく。まずは真ん中付近で少しボールを動かしてファウルを打たせて、2ストライクになったら内外角に広げていく。だから見逃し三振が多い。日本は厳しいところからカウントを作っていくから審判にも確認できるし、(早い段階で)コースいっぱいが分かる。その分ストライクゾーンの設定がしやすい」 160キロを悠々と超える好投手がひしめく舞台。ルーキー筒香のバッティングチャンスは、先手必勝が絶対条件になる。「早いカウントで真ん中周辺にくるボールを打ちにいくしかない。あんなボールでコースに来られたら打てない」。中前打はカウント2-1からの4球目だった。真ん中付近の速球系をメジャー初スイングで捉えた。 中断前までのオープン戦は12試合に出場し、28打数5安打1本塁打。調整段階のため「いろんなことを試しながらだった。収穫もあるし、課題もある。でも、この時期は課題が収穫になる」と、結果だけを直視することはない。日本では外角中心の配球が大半を占めていたが、メジャー流の配球傾向を体にインプットさせた。 ボールにコンタクトする駆け引きの次は、スラッガーとして遠くに打ち返すスイングが求められる。メジャーリーガーたちの「潜在的打撃フォーム」に長距離砲のルーツがあった。【為田聡史】(つづく)

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(2020/04/22)