引退から1年、なぜ今イチローさんが話題? さまざまな特集も(産経新聞)

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 マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさん(46)が、2019年3月20日に現役を引退して1年がたった。メジャー実働19年で3089安打、04年にはシーズン最多の262安打を放ったインパクトは強烈で、今でも多くのファンの心に残る。開幕の日が見えない中で、イチローさんの名前が改めて輝きを増している。  大リーグの公式ホームページ(HP)は、「われわれが目にした美しいスイング10選」を特集。「野球で見られる最も美しく、素晴らしいものの1つは、スイングだ」と、メジャー史上ケン・グリフィー・ジュニア氏(マリナーズなど)やテッド・ウィリアムズ氏(レッドソックス)らに続いて、5番目にイチローさんを挙げた。  選出の理由には、「まさに芸術といえるスイングで、相手投手を恐怖に陥れた。少年の頃から磨き抜かれたルネサンスの巨匠だ」と最大限の賛辞で説明。さらに、「長打全盛の時代に逆行するかのように、勝負球をヒットにするたぐいまれなる能力でバットを振り回した」と表現した。  イチローさんの打撃に関しては、スポーツ専門局ESPNも19年前のメジャーデビューの日、4月2日付で特集を組んだ。ベテラン記者がまとめた。  メジャーでも安打を量産するに至った背景を改めてエピソードとして紹介。「多くのワンバウンドしたボールを打ち、反対方向に飛ばしていた」「バットにも注意を払っていた。決して地面にほうり投げることはなく、ケースに無理やり入れることもなかった。しかるべき場所に丁寧にしまった」  イチローさんが「いい大工は、最も使いやすい金づちをほうり投げたりしないだろう。それと同じ」と言ったことも記している。  開幕のめどが立たず、リアルタイムの話題が少ない中、各メディアには過去を振り返る特集が多くなり、そうなると、レジェンドの一人としてイチローさんの存在の大きさが改めて浮き彫りになるようだ。  4年後には米野球殿堂入りの候補者になり、一発当選は確実とされる。今後も機を見ては話題の人になりそうだ。(運動部 佐竹修仁)

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(2020/04/19)