オリックス イチロー「406」プレートどこへ?(東スポWeb)
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マリナーズのイチロー氏(46=会長付特別補佐兼インストラクター)がオリックスで若手時代を過ごした神戸の合宿所・旧青濤館が解体工事に入っている。近い将来、マンションとして生まれ変わるとみられるが、そんな中、球団がイチロー氏の“レガシー”として残しているのが「406 鈴木一朗」のネームプレートだ。
イチロー氏は2000年にメジャー移籍してからも部屋の契約者であり続け、オフに自主トレの荷物置き場として使うこともあった。シーズン中は入居者のない物置きとなり、若手が許可を得て“瞑想室”に使ったことも…。しかし、球団が17年に大阪・舞洲に合宿所を移転させたことで老朽化した青濤館の売却、取り壊しが決定。イチロー部屋だけ残すわけにもいかず、球団はドアのネームだけ取り外し、現在は新青濤館に保管して今後の使い道を模索している。
一時は京セラドーム内のオフィシャルショップに飾ったり、球場ロビーなどファンの目にする場所の設置が検討されたが「客寄せとか商業用に使うことではない。ファンに関係のあるものではないし、目につくところじゃなくていい。それこそ今の合宿所の食堂とかに飾っておくのが一番いい。場所は違っても“昔、ここにイチローさんがいたんだな”ってわかれば、選手のモチベーションになる」(球団関係者)
舞洲の合宿所にも406号室はあるが「もうイチロー部屋という認識はここにはない。存在しないということ」(合宿所スタッフ)。青濤館解体でイチロー部屋も消滅…。引退後も神戸で草野球の練習をするイチロー氏にとっては何とも寂しい話だろうが、ネームだけは“痕跡”として残された。