イチロー氏らアリゾナ滞在 本拠シアトル感染拡大で(日刊スポーツ)
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米疾病対策センター(CDC)が15日(日本時間16日)、今後8週間、50人以上が集まるイベントの中止または延期を要請したことで、メジャー各球団も新たな対応を強いられる事態となった。【写真】口ひげをつけ、こっそりベンチに座るイチローマリナーズは本拠地のあるワシントン州シアトル近郊に感染者が拡大しており、大半の選手がキャンプ地アリゾナに滞在する方向で、16日からは球団施設での練習を再開する予定で進めてきた。14日にはクラブハウスなどの消毒が行われ、15日は選手を除く監督、コーチ、スタッフらによるミーティングが開かれ、会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏も姿を見せた。
前日までの段階では、16日以降は、投手、野手ともグループ別のメニューをこなす予定だった。もっとも、CDCの要請をはじめ、MLBが集団での練習を自粛するよう通達を出したこともあり、時間を限定した自主練習となる見込みだ。なお、イチロー氏をはじめ、菊池雄星、平野佳寿の両投手ともワシントン州内に自宅があるため、今後もアリゾナに滞在する予定。公式戦だけでなく、キャンプ、オープン戦再開のメドも立っておらず、先行きが不透明な中、各選手は独自の調整を続けることになる。(ピオリア=四竈衛)