米メディアが考察「MLBの開幕延期の影響で何が起きるのか」(THE PAGE)
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CBSスポーツは「MLB側の希望はシーズンの最初のわずか2週間のみを失うというものだ。それが現実的な望みなのかは、どうか定かでないが、通常通りの業務が再開できるまで少なくともさらに時間を要する可能性もある」と指摘。その上で、「シーズンの短縮」、「開幕後の試合スケジュールの変更」、「日程消化のためのダブルヘッダーを敢行」などの可能性を示唆した。さらに「もし4月9日に開幕して、埋め合わせの試合がなければ、レギュラーシーズンで約150試合は行うことができるだろう」と推測した。
また同紙は「MLBは、シーズン下にあるプロスポーツで新型コロナウイルス対策で最後に行動を起こしたリーグだった」と、対応の遅れを批判。NBAが、米4大スポーツで最初に行動を起こしたことや、サッカーのMLSは、12日午前、アイスホッケーのNHLは、12日午後だったが、MLBが決定を下す前に方針を明かしていたことを伝えた。
NBCスポーツのフィラデルフィア局は、「レギュラーシーズンの延期が2週間を過ぎるようであれば、162試合の消化は難しい。リーグの半分のチームが天候の寒い街でプレーしており、12月、もしくは1月までプレーをし続けることはできない」との見解を示した。
ニューヨークポスト紙は、「新型コロナウイルスの感染拡大がMLBにどのような影響をもたらすかについては何とも言えない」との見出しを取り、延期の影響を考察した。
同紙が影響の可能性を示唆したのは「レギュラーシーズンの試合数」「ロスター枠の変更」「プレーオフの構図」の3点。同紙は、過去にシーズンの試合数が減った例を紹介。1994年は、選手会のストライキでポストシーズンが中止となり、労使問題が持ち越された翌年は、144試合に短縮されている。
同紙は、「MLBは、どの地点でレギュラーシーズンの見通しを立てるのか。100試合か、90試合か、80試合か。スプリングトレーニングを簡略することでロスター枠は拡大するだろうか。例えば1995年シーズンは、当時のロスターの枠を25人(現在は26人)から28人に拡大して始まっている。短いシーズンで不利とならないように、MLBは特にテレビがが望んでいるプレーオフの拡大をするのだろうか。2021年に導入が望まれている14チームによるプレーオフ拡大を試す可能性はあるだろうか」と、延期による可能性のある事象