【MLB】ロッカールーム立ち入り制限に現役選手から異論続々「球界にとって良くない」(Full-Count)
【リンク先抜粋】
大リーグは10日(日本時間11日)、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、ロッカールームへの立ち入り制限を開始した。ロッカールームへの入室が許されるのは選手や首脳陣、球団職員のみ。報道陣は試合や練習の前後に取材していた場所に入れなくなった。この異常事態について、米全国紙「USAトゥデイ」は「『球界にとって良くない』MLB選手たちが新型コロナウイルスの影響について懸念を示す」とのタイトルで現役選手たちの声を伝えた。【表】1位のトラウトは規格外の476億円! 2020年最新版、大型契約ランキング ダイヤモンドバックスのアーチー・ブラッドリーは昨季シーズン中盤からクローザーに。66試合登板で18セーブを挙げた。「良いことでも悪いことでも、報道は球界にとって良いことだと思う。皆に情報を与えるからね。それを制限することは球界にとって良くないし、皆にとって良くない。少し変な感じだね。もちろん人が少ないよ」と違和感を覚えているようだ。
10年のナ・リーグMVPに輝いたレッズのジョーイ・ボット内野手は同じだ。「正直、ほとんどのファンたちはボールやストライク、得点なんて気にしていないと思う。人に興味があるんだ。どんなスポーツでも選手が近い存在だと感じたい。アスリートと人々をつなぐ架け橋となるのがメディアの人たちであり、近い距離にいなければ、そうした人間的要素は伝えられないと思う」。メディア関係者がいなければ、野球選手の人間的な魅力も伝わらない。ベテランの巧打者も報道陣のいないロッカールームを報道の大事さを訴えた。
新型コロナウイルスは米国でも感染拡大中。フィリーズのブライス・ハーパー外野手は「僕たちは未知の領域にいると思う。このようなことは今までになかった。今までにしたことがなかった。皆、正しいことをしようとしていると思う」と語った。1日も早い平穏な日を待ちたい。