メジャーも早く無観客試合の「英断」を(東スポWeb)
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【広瀬真徳 球界こぼれ話】今月に入ってからのプロ野球のオープン戦は無観客で行われている。日本全国で猛威を振るう新型コロナウイルス。月初の政府専門家会議では、感染拡大か否かは「ここ1~2週間が瀬戸際」と公表していた。そんな中での観客がいるオープン戦開催はやはり「危険」と言わざるを得ない。関係各所が被る損害は甚大だが、今回の球界の決断は妥当だろう。
もっとも、この状況を見守る中で複雑な思いもある。米大リーグのオープン戦は今も通常通り開催されているからだ。米国は現時点で新型コロナウイルスの感染拡大が日本ほどではないものの、すでに感染者は多数存在する。米疾病対策センター(CDC)によれば、先月末にはカリフォルニア州内で感染経路が不明な新型コロナウイルス患者が確認された。その後、感染者は増え続け、先週からは複数州で非常事態宣言も出された。
にもかかわらず、大勢の観客がオープン戦で歓声を上げながら応援を続けている。しかも「マスクを着けている人は病人」という概念が強い米国。マスク姿のファンは少ない。その光景をテレビやネットで見るたび「日本のようにならないか」と不安を覚えてしまう。
実は2月中旬、沖縄で春季キャンプを取材中、あるパ・リーグの中堅選手が雑談の中でこう話していた。「今回の新型ウイルスは潜伏期間が長いようですし、自覚症状もないまま他人にうつす可能性があるんですよね? それならファンを入れて試合をやっている場合じゃないと思うんですけど…」
当時はまだ通常形式の試合やファンサービスが行われていた。個人的には「少し大げさだな」と感じていたが、それから半月もたたないうちに日本全土が現在のような異常事態に陥った。この経緯を振り返ると、今こそメジャーリーグを含め、世界規模で無観客試合等の感染拡大防止策が必要な気がしてならない。
先月27日の米ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)では「MLB(大リーグ機構)も日本や韓国のリーグによるコロナウイルス対策を注視している」と報じていた。以降、先週末になってMLBはようやく選手とファンの握手自粛等を打ち出したが、今のところ試合延期や無観客試合のような思い切った策は講じていない。
感染拡大後では大きな影響が及ぶ。それは日本国内の状況を見れば一目瞭然だろう。東京五輪を見据える日本とは立場が異なるとはいえ、メジャーは球界におけ
