NBAスター・コービー氏のヘリ墜落事故死…過去にはイチローの元同僚も(日刊ゲンダイDIGITAL)
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【メジャーリーグ通信】
先月26日、NBAのスーパースターだったコービー・ブライアントがヘリコプターで娘のバスケットボールの試合に向かう途中、墜落事故で亡くなり、米社会に衝撃が走った。MLBでも全国ニュースのヘッドラインになるような有名選手の航空機事故やモーターボート事故が過去に起きている。
■ロベルト・クレメンテ(1972年12月)
長い間パイレーツの主砲として君臨し、MVPになったクレメンテはプエルトリコ出身。同じラテンアメリカのニカラグアで大地震が発生し、多くの被災者が出ていることに心を痛め、私財で救援物資を調達し、それをチャーター機に積み込んでニカラグアに運ぶことを計画。プエルトリコのサンフアンの空港からニカラグアへ向け飛び立ったが、悪天候のため離陸後間もなく輸送機が海に墜落、38年の生涯を閉じた。
■サーマン・マンソン(1979年8月)
マンソンはMVPを受賞したこともある強打の捕手で、事故当時はヤンキースのキャプテンだった。趣味は自家用機の操縦で、79年8月2日、シーズン中の休日を利用して購入したばかりのセスナ機にインストラクターを同乗させて離着陸の練習に出掛けた。ところが着陸時に操縦を誤って近くの林に墜落し帰らぬ人となった。享年32。
■コリー・ライドル(2006年10月)
ヤンキースの先発投手だったライドルはシーズン終了後、自分が所有する小型機に操縦インストラクターを同乗させてニューヨークから自宅のあるカリフォルニアに向け飛び立ったが、離陸後間もなく操縦を誤り、マンハッタンの高層ビルに突っ込み即死した。34歳だった。
■ホセ・フェルナンデス(2016年9月)
当時マーリンズのエースだったフェルナンデスは遊び仲間2人を自分の高速モーターボートに乗せて近場の海上を疾走していた。操縦していた仲間が突堤に気付かず激突。全員が即死した。享年24。検視でフェルナンデスの体内から微量のコカインが検出された。
■ロイ・ハラデー(2017年11月)
2度サイ・ヤング賞に輝いた大投手ハラデーは引退から4年目の2017年に、フロリダで自家用機を操縦中、海に墜落し40年の生涯を閉じた。事故後に行われた検視でハラデーの体内から複数の薬物が検出された。
(友成那智/スポーツライター)