指導者イチロー誕生、学生野球資格回復制度とは?(日刊スポーツ)

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<深堀り。:学生野球資格回復> 昨年12月に学生野球資格回復研修を受けたイチロー氏(46=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が7日、資格回復を認められた。都内で開かれた日本学生野球協会による資格回復審査委員会で、同氏を含む94人が認定された。8日以降、各都道府県高野連や各大学連盟に指導者登録すれば、学生を指導できる。【写真】学生野球資格回復研修を受けるイチロー氏球界のさまざまなトピックを徹底的に掘り下げる新企画「深掘り。」第1回は、プロ野球経験者が高校、大学で指導するために受講が義務づけられている学生野球資格回復研修制度。プロアマ問題の歴史とともに取り上げます。    ◇   ◇   ◇ イチロー氏の資格回復は特例で認められた。従来、所属球団を退団することが資格回復の条件だが、同氏はマリナーズに所属したまま。日本学生野球協会は(1)アマチュア選手獲得のスカウト活動をしていない(2)球団業務が常態化していないの2点を確認し、資格回復を認めた。球界への多大な貢献も考慮した上でのことだが、同協会の内藤雅之理事は「国内球団の人でも同様のケースはあるかもしれない」と話した。イチロー氏のように球団に所属したままでも資格回復を認めるか、個別に判断していく。 今後、イチロー氏が学生を指導するには、マリナーズでの業務を離れる期間を事前に同協会に伝えるよう求められている。大リーグのキャンプは2月中旬に始まるため、実際の指導はシーズン終了後、今秋以降となりそうだ。なお、資格を回復したため、母校の愛工大名電(愛知)はすぐに指導できる。母校以外で教える場合は、指導を希望する学校の所属連盟に指導者登録すればいい。

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(2020/02/08)