【MLB】イチロー氏は「世界中で大人気」 米メディア発表“殿堂入りしていない”ベスト9選出(Full-Count)
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2020年の全米野球記者協会(BBWAA)による殿堂入り投票では、元ヤンキースのデレク・ジーター氏、ロッキーズなどで活躍したラリー・ウォーカー氏が殿堂入りを果たした。米データサイト「ファングラフス」は「野球殿堂入りのサイクルの締めくくり」として、“まだ殿堂入りしていない”選手たちの中からベストナインを選出。その中にイチロー氏の名前もある。【動画】「この図はなんとも魅惑的だ」…イチロー通算3089安打のコース分布図が米で話題に 記事では、“まだ殿堂入りしていない”選手たちを殿堂入りの資格を持っているグループ、まだ殿堂入りの資格を持っていないグループの2つに分類。資格ありは引退して5年を経過してBBWAAの投票対象となったが殿堂入りしていない選手たち、資格なしは現役か引退して5年を経過していない選手、1度は資格を持ったが5%以下の得票を得ることができずに失った選手たちも含まれる。
イチロー氏は“資格なし”の右翼手に選出。メジャー1年目の2001年には新人王、MVPの活躍でマリナーズの116勝での地区優勝に貢献したこと、球宴とゴールドグラブに複数回選出され、2004年にはシーズン最多安打記録を更新する262安打、メジャー通算では3089安打をマークしたことが高く評価されている。
2025年が有資格初年度となり、記事では「彼の成績と世界中で大人気である彼の地位を考慮すると、満票選出される可能性があるのではないか」と予想。過去の満票選出は2019年度のマリアーノ・リベラ氏ただ1人で、今年度のジーター氏でもわずか1票届かなかった。
また、“資格あり”には通算434本塁打で楽天の日本一にも貢献したアンドリュー・ジョーンズ氏、ステロイド問題の影響でまだ殿堂入りできていないボンズ氏とパルメイロ氏、飛行機事故で32歳で亡くなったサーマン・マンソン氏らが選出されている。“資格なし”には現役NO1プレーヤーの呼び声高いエンゼルスのマイク・トラウト外野手も入っている。
【“まだ殿堂入りしていない”ベストナイン】
○資格あり
先発投手 ロジャー・クレメンス
救援投手 ビリー・ワグナー
捕手 サーマン・マンソン
一塁手 ラファエル・パルメイロ
二塁手 ボビー・グリッチ
三塁手 スコット・ローレン
遊撃手 ビル・ダーレン
左翼手 バリー・ボンズ
中堅手 アンドリュー・ジョー