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＜こんな人＞ 米大リーグのオークランド・アスレチックスが29日（日本時間30日）、昨季限りで社会人野球バイタルネット（新潟）を退社した右腕冨岡聖平投手（23）とのマイナー契約締結を発表した。【写真】アスレチックスのグッズを手に、実にうれしそうな冨岡　　　◇　　　◇　　　◇ 冨岡は、富山県黒部市で野球を始めた小学生時代から「メジャー観戦」が日課だった。「特に夏休みは、ラジオ体操に行って食事が終わると、じいちゃんの部屋に急いでましたね」。野球好きの祖父に寄り添い、豪快な一投一打に魅了された。 憧れの選手はイチロー外野手。打って、走って、守って。投手より、野手が理想だった。桜井高入学時も三塁など野手との兼任。「マリナーズの試合ばかり見ていたので、アスレチックスの印象は対戦相手？　ってくらい」と苦笑い。近年は、サイヤング賞を3度獲得したカージナルスのシャーザーや、昨季3度目のノーヒットノーランを達成したアストロズのバーランダーら奪三振率の高い投手に憧れ、ユーチューブなどを見て参考にしている。ただ「米国で野球が出来るのは楽しみですが、言葉だったり環境だったりは不安もあります」。愛称「トミー」は、素直な胸の内も明かした。 ◆冨岡聖平（とみおか・しょうへい）1996年（平8）2月29日生まれ、富山・黒部市出身。田家小3年時に田家イーグルスで野球を始め、鷹施中では軟式野球部所属。桜井では1年秋からベンチ入りし、高3夏に県準V。東洋大を経て、バイタルネット入社。180センチ、89キロ。右投げ右打ち。家族は両親と妹2人。血液型O。特技はイカ釣り。

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(2020/01/30)