本紙記者が見たジーターの素顔「メジャー屈指のジェントルマン」(東スポWeb)
【リンク先抜粋】
自分が“生ジーター”に初めて接したのは、田中将大投手がヤンキースに入団した2014年、つまりジーターの現役最後のシーズンだった。
ヤンキースの主将であり、MLBのスーパースターだ。田中投手を取材しながらジーターの立ち居振る舞いにも視線を送ったが、驚かされたのは普段着のシンプルさ。ブランドものに身を固め、香水の香りをプンプンと…と思いきや、さにあらず。どうやらあまりファッションにはこだわらない人だそうで、キャンプ時のスタイルも無地のTシャツにジーンズかハーフパンツ。肌寒い時は軽くブルゾンを羽織る程度で、スニーカーも単色系のシンプルなデザインだった。決して安っぽさはないが“必要最低限”といった感じのコーディネートだった。
直撃取材を何度もさせてもらったが、さすが「メジャー屈指のジェントルマン」。
私の拙い英語と、メモ書きした質問を見せながらの取材にも、目を合わせ大きくうなずきながら最後まで答えてくれた。田中投手の好物がオムライスだと話すと「『オムレットライス』とはどういう食べ物なんだ?」と逆質問。「ライスを卵で包むのか、それは食べてみたいよ」と興味津々だった。
また、名門球団の遊撃手、イケメンという共通項から巨人・坂本へのメッセージを求めたときは「トーキョー・ジャイアンツに私のような選手がいるのか?」とニヤリ。そして「とにかく自分のやるべき仕事をしっかりやる、そのことに集中すること。『フォーカス・ユア・ジョブ』、それが私からのアドバイスだ」と坂本への“金言”までいただいた。
スパイクについて聞いた時にはこんなことがあった。ジーターのスパイクは言わずと知れたジョーダンブランドで、当時のヤンキースのエース、CC・サバシアも契約していた。そのことに触れると、ジーターはすかさずこう返してきた。「履いているのは、俺の方が先だけどね」
今やジョーダンブランドの野球用具を使うメジャーリーガーは多いが、契約選手となるとかなり限定される。そして、その先駆けこそジーターだけに「一緒にするな」の思いもあったかもしれない。ちょっとした意地を垣間見た気がした。
自身よりもチームの勝利にすべてを捧げ、闘志あふれるプレーでナインを鼓舞した「ザ・キャプテン」は、選手だけでなくメディアからも敬意を表されていた。殿堂入り資格1年目で選出も当然の結果だろう。
(2014~1
