MLB揺るがすサイン盗み 「タイトル剥奪すべきでない」に飛び交う賛否(Full-Count)

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 メジャーリーグで大騒動となっているサイン盗み問題。アストロズにはジェフ・ルーノーGMとAJ・ヒンチ監督に対して1年間の報酬なしの停職、2020年と2021年のドラフト1巡目と2巡目の指名権剥奪と罰金500万ドル(約5億5000万円)の処分が課された。2017年の世界一は剥奪されなかったが、ファン、メディア、選手、元選手たちの中でも意見が分かれているという。米メディア「CBSスポーツ」が双方を紹介している。【写真】怒りのサバシア氏が「保証する」と確信 アルトゥーベにセキュリティーゲートを合成した皮肉写真「タイトルを剥奪すべき」派の意見は「不正をすることは間違っていて、不正をした人たちが勝つべきではない。チームが不正をしたと証明されたのであれば、チャンピオンの栄光を手にするべきではない」というもの。記事では、そうすべきと考えるスカウトや元選手はいたものの、こうした意見は元選手の中では少数派だったとしている。  一方、「タイトルを剥奪すべきでない」派の見解は「その方が良い気分になるからである。起こったことを消し去ることはできない。記憶を消し去ることはできない」というもの。あるスカウトからは「彼らは試合をしたんだ。ただアスタリスクをつけるんじゃないかな」と世界一を剥奪はしないが、注釈をつけるべきとの案も出ているという。  また、元選手たちからは「(タイトルを剥奪することは)選手にとって何にもならない。終わったことだ。彼らはプレーした。与えられたものを取り消すことはできないよ」「これはアマチュアではなく、プロスポーツだ」との声も挙がっているという。オリンピックなどでは禁止薬物違反などがあった場合、過去に遡って記録の取り消しとなるが、MLBではそのような例はない。  記事では「この簡潔な回答が我々が本当に必要としているもののように思える」と「タイトルを剥奪すべきでない」派の意見を支持。「タイトルを剥奪することは答えではないように思える。なぜなら、そうすることでほぼ何も成し遂げられないからである」と指摘している。SNSなどで自身の意見を発信する選手たちも多く、この議論は収まりそうにない。

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(2020/01/20)