MLBの「サイン盗み」に厳罰! 日本高野連も見習うべき(FRIDAY)

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米時間の1月13日、MLB機構のマンフレッド・コミッショナーは、かねてから「サイン盗み」の疑惑が報道されていたヒューストン・アストロズのAJ・ヒンチ監督と、J・ルノーGMを1年間の出場停止処分とした。タンパベイ・レイズに入団が決まった筒香嘉智。背番号はDeNA時代と同じ25またアストロズ球団にも罰金の規定最高額である500万ドルが科せられた。さらに今後2年間のドラフトでの1巡目と2巡目の指名権も剥奪される。極めて厳しい処分だ。 アストロズ球団はコミッショナーの発表を受けてヒンチ監督とルノーGMの契約を解除した。 ヒンチ監督はメッセージを出し「無実である」としながらも今回の決定を受け入れた。 さらにMLB機構は今回の「サイン盗み」は、現レッドソックス監督のA・コーラ氏が、アストロズのベンチコーチ時代に開発したものとみて、コーラ監督にも処分を下すとのことだ。 ヒューストン・アストロズは現在のMLBで最強チームと言われている。セイバーメトリクスやトラッキングシステム、AIシステムなどを駆使した最先端の野球で、ヤンキースやレッドソックスなどの大資本球団に対抗して大きな実績を挙げてきた。しかしその最先端技術に「サイン盗み」も含まれていたことになる。 アストロズが「サイン盗み」をしているのではないかという疑惑が上がったのは2017年のワールドシリーズ、第3戦と第7戦に先発したドジャースのダルビッシュ有が、立ち上がりに大量失点し、ともに2回2死で降板したのがきっかけだった。ダルビッシュのマネーピッチ(勝負球)が狙い打ちされたことに、当時から疑惑の声が上がっていた。 今年のオフになって米メディアが「サイン盗み」の実態をスクープし始めたが、MLBのマンフレッド・コミッショナーは、この問題が広がりを見せる前に先手を打って、非常に厳しい処分を下した。 この背景には、アメリカでも「野球離れ」が進行していることがある。今季、MLBの観客動員は6849万人。前年から117万人減少。これで2016年から4年連続の減少だ。 MLB人気が退潮ムードの中、野球への信頼感を損なうような事件には、果断に対処するというリーダーの厳しい姿勢が見て取れる。 アメリカにコミッショナー制度ができたのは今からちょうど1世紀前の1920年のことだ。前年のワールドシリーズをめぐって八百長報道が激しさを増す中、初

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(2020/01/14)