【MLB】“不良債権化”オリオールズ大砲の最盛期を「思い出すのは難しい」 番記者嘆きの回顧(Full-Count)
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オリオールズのクリス・デービス内野手は一昨年から昨年にかけてMLBワーストとなる62打席連続無安打を記録した。オリオールズ専門メディア「ボルチモア・ベースボール」の番記者リッチ・ダブロフ氏は、近年の低迷により、輝いていた時を「思い出すのは難しい」とした上で、オリオールズの2010年代を振り返っている。【動画】まさに殴りかかるような勢いで…デービスがハイド監督に向かって激怒、同僚のトランボに必死に止められる実際の映像 記事でダブロフ氏は「おそらく球団史におけるレギュラーシーズンで最も特筆すべき試合は、2012年5月6日のフェンウェイパークでのことだろう。その試合の15回に、(クリス)デービスはカレッジで投手の経験があったことを、ショーウォルター(監督)は思い出した」と紹介。「その試合があった日曜日の午後、指名打者として試合に出場し、最初の6打席で5三振と併殺打に終わっていたデービスは、(15回に)ブルペンで肩を作って観客全員を驚かせた」と振り返った。
2008年にドラフト5巡目でレンジャーズに入団したデービスは11年途中に上原浩治との1対2のトレードでオリオールズに移籍。12年5月6日のレッドソックス戦は延長戦に突入し、投手がいなくなったことから大学時代に投手経験のあるデービスが延長16回に登板。2イニングを無失点に封じて勝利投手になった。
33歳のデービスは本塁打王に2度(13、15年)、打点王に1度(13年)輝いた。2016年から7年総額1億6100万ドル(約176億5200万円)の大型契約を結び、今季年俸は2300万ドル(約25億2200万円)。2022年まで総額6900万ドル(約75億6600万円)の契約を残している。
昨季は105試合で打率.179、12本塁打。不良債権化が懸念されている。ダブロフ氏は「デービスのオリオールズでのキャリアは終わりに近づいており、本塁打を量産した素晴らしい時代、そしてあのフェンウェイパークでの素晴らしい午後の出来事を思い出すのは難しい」と伝えた。オリオールズは昨季まで3年連続ア・リーグ東地区最下位に沈んでいる。チームもデービスもどん底から復活できるだろうか。